kn0617aaのブログ

文系科目ダメダメな中高生・浪人生のための英作文修行

オリジナル勉強風呂Gu 第471回 2022.7/2

百人一首No.49. 大中臣能宣(おおなかとみのよしのぶ):御垣守(みかきもり)衛士(えじ)の焚く火の夜は燃え 昼は消えつつものをこそ思へ 衛士(宮中の門を警護する兵士)の焚く火が夜燃えて昼消えるように、私の恋心も夜に燃え昼に消え入るように沈んで、こういう…

オリジナル勉強風呂Gu 第470回 2022.7/1

百人一首No.48. 源重之:風をいたみ岩打つ波のおのれのみ くだけてものを思ふころかな 風が激しいので岩に打ち当たる波がひとりだけで砕け散るように、(彼女は平気なのに)私だけが心も砕けるばかりに物事を思い悩む今日この頃であるなあ。 N君:「名詞+を+…

オリジナル勉強風呂Gu 第469回 2022.6/30

百人一首No.47. 恵慶法師(えぎょうほうし):八重葎(やえむぐら)茂れる宿のさびしきに 人こそ見えね秋は来にけり 幾重にも蔓草が生い茂っている家の寂しい所に訪ねて来る人はいないが、秋はやってきていたのだった。 N君:係り結びがそこでおわらずに文が続い…

オリジナル勉強風呂Gu 第468回 2022.6/29

百人一首No.46. 曾根好忠(そねのよしただ):由良のとを渡る舟人かぢを絶え 行くえも知らぬ恋の道かな 由良の瀬戸を漕ぎ渡る舟人が、舵がなくなって行く先も分からず漂うように、これから行く先の分からない恋の道だなあ。 N君:由良川は京都府の真ん中あたり…

オリジナル勉強風呂Gu 第467回 2022.6/28

百人一首No.45. 謙徳公:あはれともいふべき人は思ほえで 身のいたずらになりぬべきかな 私のことをかわいそうだと言ってくれそうな人は思い浮かばず、きっと私はひとり虚しく死んでいくに違いないのだなあ。 N君:えらく negative な歌です。作者は何か悲し…

オリジナル勉強風呂Gu 第466回 2022.6/27

百人一首No.44. 中納言朝忠:逢ふことの絶えてしなくはなかなかに 人をも身をも恨みざらまし もしも逢うことが絶対にないのであればかえってその方が、あの人のつれなさも我が身の拙い運命も恨むことがなくていいのになあ。(実際には稀ながら逢うチャンスが…

オリジナル勉強風呂Gu 第465回 2022.6/26

百人一首No.43. 権中納言敦忠(ごんちゅうなごんあつただ):逢ひ見てののちの心に比ぶれば 昔はものを思はざりけり 遂にあの人と逢瀬を遂げたが、その後の恋しい気持ちに比べれば以前の恋心などは何も思っていなかったのと同じであったなあ。 N君:「逢ひ見る…

オリジナル勉強風呂Gu 第464回 2022.6/25

百人一首No.42. 清原元輔(きよはらのもとすけ):契りきなかたみに袖をしぼりつつ 末の松山波越さじとは 約束したなあ。お互いに涙で濡れた袖をしぼっては、末の松山を波が越さないのと同様に、二人の心が変わらないことを。 N君:「末の松山」について調べま…

オリジナル勉強風呂Gu 第463回 2022.6/24

百人一首No.41. 壬生忠見(みぶのただみ):恋すてふわが名はまだき立ちにけり 人しれずこそ思ひそめしか 恋をしているという私の噂が早くも立ってしまった。誰にも知られないように心ひそかに思い初めていたのに。 N君:「まだき」は副詞で「早くも」「もう」…

オリジナル勉強風呂Gu 第462回 2022.6/23

百人一首No.40. 平兼盛(たいらのかねもり):しのぶれど色に出でにけりわが恋は ものや思ふと人の問ふまで 心の中にこらえてきたけれどついつい私の顔色に出てしまった。私の恋は「恋のもの思いでもしているのですか?」と他人が私に問いかけるほどになってい…

オリジナル勉強風呂Gu 第461回 2022.6/22

百人一首No.39. 参議等:浅芽生(あさじふ)の小野の篠原しのぶれど あまりてなどか人の恋しき 浅芽の生えている小野の篠原のしののように、忍び続けて我慢してはきたけれども、どうしてあの人のことがこんなにも恋しいのだろうか。 N君:「篠原」までが序詞で…

オリジナル勉強風呂Gu 第460回 2022.6/21

百人一首No.38. 右近:忘らるる身をば思はず誓ひてし 人の命の惜しくもあるかな 忘れ去られる私自身のことは何とも思わない。ただ「いつまでも愛しているよ」と神かけて私に誓ったあの人が、その誓いを破ったことで神罰を受けて命を落とすことになろうとは。…

オリジナル勉強風呂Gu 第459回 2022.6/20

百人一首No.37. 文屋朝康(ふんやのあさやす):白露に風の吹き頻(し)く秋の野は 貫き止めぬ玉ぞ散りける 白露に風がしきりに吹き付ける秋の野は、緒で貫き止めていない玉が散り乱れているようであったなあ。 N君:第458回で出てきた「打消助動詞ず連体形ぬ」…

オリジナル勉強風呂Gu 第458回 2022.6/19

百人一首No.36. 清原深養父(きよはらのふかやぶ):夏の世はまだ宵ながら明けぬるを 雲のいづこに月やどるらむ 夏の夜はまだ宵の口と思っている間に明けてしまったので、いったい雲のどのあたりに月は宿をとっているのだろうか。 N君:あまりにも短い夏の夜を…

オリジナル勉強風呂Gu 第457回 2022.6/18

百人一首No.35. 紀貫之:人はいさ心も知らずふるさとは 花ぞ昔の香ににほひける 人というものはねえ、さあ、心なんかわかりゃしませんよ。昔馴染みの土地(長谷寺)では梅の花だけが変わらず同じ香りで匂うのですけれどねえ。 N君:ニヒルな男紀貫之の登場です…

オリジナル勉強風呂Gu 第456回 2022.6/17

百人一首No.34. 藤原興風(ふじわらおきかぜ):誰をかも知る人にせむ高砂の 松も昔の友ならなくに いったい誰を親しい友人にしようか、長寿の高砂の松も昔の友ではないのだから。 N君:「ならなくに」は「~ではないのに」という言い訳めいた言い方で、No.14 …

オリジナル勉強風呂Gu 第455回 2022.6/16

百人一首No.33. 紀友則(きのとものり):ひさかたの光のどけき春の日に 静心(しずこころ)なく花の散るらむ 陽がのどかにさす春の日だというのに、桜の花は落ち着いた心がないから次々と散っているのだろう。 N君:枕詞「ひさかたの」が「光」にかかっています…

オリジナル勉強風呂Gu 第454回 2022.6/15

百人一首No.32. 春道列樹(はるみちのつらき):山川(やまがわ)に風のかけたるしがらみは 流れもあへぬ紅葉なりけり 谷川に風が掛けた柵とは、実は完全には流れ去ることができないでいる紅葉だったのだなあ。 N君:「あふ+打消し」は「完全には~しきれない」…

オリジナル勉強風呂Gu 第453回 2022.6/14

百人一首No.31. 坂上是則(さかのうえのこれのり):朝ぼらけ有明の月とみるまでに 吉野の里にふれる白雪 夜がほのかに明るくなり、有明の月かと思うくらいに、吉野の里に白々と降っている雪だなあ。 N君:本歌作者是則さんの5代前の御先祖が有名な坂上田村麻…

オリジナル勉強風呂Gu 第452回 2022.6/13

百人一首No.30. 壬生忠岑(みぶのただみね):有明のつれなく見えし別れより あかつきばかり憂きものはなし 明け方の月が素っ気なく見えた、その素っ気ない別れ以降、私は「(宵闇よりも)明け方こそが最も辛い」と思うようになった。 N君:「つれなく見えし別れ…

オリジナル勉強風呂Gu 第451回 2022.6/12

百人一首No.29. 凡河内躬恒(おほしこうちのみつね):心あてに折らばや折らむ初霜の 置きまどはせる白菊の花 あて推量でもし折れるものならば折ってみようか、初霜で見分けがつかなくなった白菊の花を。 N君:第444回に登場した文屋康秀は三河国掾でしたが、…

オリジナル勉強風呂Gu 第450回 2022.6/11

百人一首No.28. 源宗干朝臣(みなもとのむねゆきあそん):山里は冬ぞさびしさまさりける 人目も草もかれぬと思えば 山里は冬が特に寂しさが勝るものだったなあ。人目も離(か)れ草も枯れてしまうと思うので。 N君:「かれ」のシャレですね、こういうのを掛詞(…

オリジナル勉強風呂Gu 第449回 2022.6/10

百人一首No.27. 中納言兼輔(かねすけ):みかの原わきて流るる泉川 いつ見きとてか恋しかるらむ みかの原を二分するように湧いて出てくるように流れる泉川、その泉川ではないが、いったい何時見たというのでこんなにもあの人のことが恋しいのだろうか。 N君:…

オリジナル勉強風呂Gu 第448回 2022.6/9

百人一首No.26. 貞信公:小倉山(おぐらやま)峰のもみじ葉心あらば 今ひとたびの行幸(みゆき)待たなむ 小倉山の峰の紅葉よ、お前に人間と同じ心があるのなら、次の行幸まで散らずに待っていてほしい。 N君:行幸は「天皇が御所を出てどこかへ出かけること」を…

オリジナル勉強風呂Gu 第447回 2022.6/8

百人一首No.25. 三条右大臣:名にしおはば逢坂山のさねか づら 人に知られでくるよしもがな 逢って寝るという名を持っているのならば、逢坂山のさねかづらよ、お前を手繰ればこっちへ来るように、誰にも知られないであの人を手繰り寄せる方法があればいいの…

オリジナル勉強風呂Gu 第446回 2022.6/7

百人一首No.24. :菅家(かんけ):このたびは幣(ぬさ)もとりあへず手向山(たむけやま) 紅葉の錦神のまにまに 今回の旅は幣を捧げることもできません。そのかわりに手向山の紅葉を幣として捧げるので、神様の御心のままにお受け取り下さい。 N君:菅家は菅原道…

オリジナル勉強風呂Gu 第445回 2022.6/6

百人一首No.23. 大江千里(おおえのちさと):月見れば千々(ちぢ)にものこそ悲しけれ 我が身ひとつの秋にはあらねど 月を見るとあれこれ際限なく物事が悲しく思われるなあ。私一人の秋ではないけれど。 N君:本歌作者大江千里はNo.16行平・No.17業平の甥にあた…

オリジナル勉強風呂Gu 第444回 2022.6/5

百人一首No.22. 文屋康秀(ふんやのやすひで):吹くからに秋の草木のしをるれば むべ山風を嵐といふらむ 秋の山を吹き降りる風、その風が吹くやいなや草も木も枯れてしまう。ああなるほど、だから山の風を嵐というんだなあ。 N君:「からに」は複合の接続助詞…

オリジナル勉強風呂Gu 第443回 2022.6/4

百人一首No.21. 素性法師(そせいほうし):今来むと言ひしばかりに長月の 有明の月を待ち出でつるかな 今すぐに来ようとあの人が言ってきたばっかりに、九月の夜長を待ち続けているうちに、有明の月が出てしまったわねえ。 N君:「有明の月」は「夜明け時にな…

オリジナル勉強風呂Gu 第442回 2022.6/3

百人一首No.20. 元良親王(もとよししんのう):わびぬれば今はた同じ難波なる みおつくしても逢はむとぞ思ふ どうすれば良いのか、行き詰まってしまったのだから今となってはもう同じことだ。難波潟にある澪標(みおつくし)ではないが、身を尽くしても彼女に逢…