kn0617aaのブログ

文系科目ダメダメな中高生・浪人生のための英作文修行

オリジナル勉強風呂Gu 第176回 2021.9/10

桐壺116:今はうちにのみ侍ひ給ふ。

若宮は7歳になった。今は内裏にのみ過ごしている。

N君:The Prince, seven, now led his life only in the Palace.

S先生:The young Prince, now seven, lived only at Court.

今日の英作談義は「dare や need は動詞なのか助動詞なのか」という点について述べてみたいと思います。結論から言うと「動詞でもあり助動詞でもあって、イギリスでは助動詞として使われることが多いようだが、面倒なので私は動詞として使っている」ということになろうかと思います。「TOEIC TEST 860点クリア」田中健介著 の74ページには次のような例文が出ておりました。まずは need について。You need not look over all the figures in the financial statements. 「財務諸表のすべての数字に目を通す必要はないよ」。 ここでは need が助動詞として使われていますね。動詞として使いたいなら You don't need to look over,,,,,,, となりこれでOKなのですが「否定文なら助動詞で使いたい」とのことでした。ようするに、否定文なら You need not look over が望ましくて、肯定文なら You need to look over が望ましい、というわけです。ややこしいですね。次は dare について。同じ本の同じページには The personnel director said to the lazy employee, "I dare say that you must leave the company." 「あえて言わせてもらうけど、君にはやめてもらいたい」という例文が出ていました。dare to say ではなくて dare say なのです。もともと to があったのだが省略されがちになったのです。以上、need も dare もいろいろあるのですが、助動詞として使うのは難しいので動詞として使い、need のときには to do をくっつけ、dare のときにはそのまま do をくっつける。dare do のかたちはいかにも dare が助動詞のようにみえるけれども、実は dare to do の to が省略されたのであって dare は動詞だと思って見ていただければよいと思います。