kn0617aaのブログ

文系科目ダメダメな中高生・浪人生のための英作文修行

2021-06-01から1ヶ月間の記事一覧

オリジナル勉強風呂Gu 第218回 2021.10/22

桐壺158:ふぢつぼ並び給ひて、御おぼえもとりどりなれば、かがやく日の宮と聞こゆ。 藤壺もこれに並んで、帝の御寵愛も「光る君」とはまた格別なものがあったので、「輝く日の宮」と世人は呼んだのである。 N君:As the Emperor's favor to Fujitsubo was e…

オリジナル勉強風呂Gu 第217回 2021.10/21

桐壺157:よにたぐひなしと見奉り給ひ、名だかうおはする宮の御かたちにも、なほにほにほしさはたとへむかたなくうつくしげなるを、世の人、光る君と聞こゆ。 帝は藤壺のことを世にたぐいない美人と御覧になっている。また世に名高くもある藤壺の麗しい姿で…

オリジナル勉強風呂Gu 第216回 2021.10/20

桐壺156:こよなう心よせ聞こえ給へれば、弘徽殿の女御、またこの宮とも御なかそばそばしきゆゑ、うちそへて、もとよりの憎さも立出でて、ものし、とおぼしたり。 源氏が藤壺に好意を寄せれば寄せるほど弘徽殿女御の方では、もともと藤壺のことをこころよか…

オリジナル勉強風呂Gu 第215回 2021.10/19

桐壺155:(帝から藤壺への言葉続き)つらつきまみなどはいとよう似たりしゆゑ、かよひて見え給ふも似げ無からずなむ。」など、聞こえつけ給へれば、をさなごこちにも、はかなき花紅葉につけても、心ざしを見え奉る。 面差しや目元の様子など、本当に源氏は亡…

オリジナル勉強風呂Gu 第214回 2021.10/18

桐壺154:(帝から藤壺への言葉続き)なめしとおぼさでらうたくし給へ。 だから源氏がまとわりついてきても無礼だと思わずにどうか可愛がってやっておくれ。 N君:So, even if he sticks around you, I want you not to think it rude. Please love him polite…

オリジナル勉強風呂Gu 第213回 2021.10/17

桐壺153:(帝から藤壺への言葉続き)あやしくよそへ聞こえつべきここちなむする。 不思議なことなのだけれど、藤壺を源氏の母となぞらえてみてもいいような気がするのだ。 N君:Strangely enough, I feel like somehow comparing Fujitsubo to the mother of …

オリジナル勉強風呂Gu 第212回 2021.10/16

桐壺152:うへもかぎりなき御思ひどちにて、(帝から藤壺への言葉)「なうとみ給ひそ。 帝にとっては源氏・藤壺ともに限りなくかわいい者どうしなのでこんなこともおっしゃる。「どうか源氏のことを疎んじたりせずにかわいがっておやり。 N君:「な~そ」は禁…

オリジナル勉強風呂Gu 第211回 2021.10/15

桐壺151:母みやす所もかげだにおぼえ給はぬを「いとよう似給へり」と内侍のすけの聞こえけるを、若き御ここちに、いとあはれ、と思い聞こえ給ひて、常に参らまほしく、なづさひ見奉らばや、とおぼえ給ふ。 源氏にとってはもちろん母桐壺のことは記憶にはな…

オリジナル勉強風呂Gu 第210回 2021.10/14

桐壺150:(第209回分再掲を含めて)いづれの御方も、われ人に劣らむと、おぼいたるやはある。とりどりにいとめでたけれどうちおとなび給へるに、いと若ううつくしげにてせちに隠れ給へど、おのづからもり見奉る。 このお妃がたはどなたも皆、我こそはとそれぞ…

オリジナル勉強風呂Gu 第209回 2021.10/13

桐壺149:いづれの御方も、われ人に劣らむ、と、おぼいたるやはある。 このお妃がたはどなたも皆、我こそは、とそれぞれに自信のある容貌ではあった。 N君:原義に沿って考えると「皆、自分が他の妃に劣っている、と思っただろうか、いや、そんな人は一人も…

オリジナル勉強風呂Gu 第208回 2021.10/12

桐壺148:源氏の君は御あたり去り給はぬを、ましてしげく渡らせ給ふ御かたは、え恥ぢあへ給はず。 今は源氏の君となった若宮は、帝のお側から離れないので、帝がいつも足げくお渡りになる妃がたは、恥ずかしがって姿を隠してばかりというわけにもいかない。 …