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文系科目ダメダメな中高生・浪人生のための英作文修行

オリジナル勉強風呂Gu 第208回 2021.10/12

桐壺148:源氏の君は御あたり去り給はぬを、ましてしげく渡らせ給ふ御かたは、恥ぢあへ給は

今は源氏の君となった若宮は、帝のお側から離れないので、帝がいつも足げくお渡りになる妃がたは、恥ずかしがって姿を隠してばかりというわけにもいかない。

N君:「え~ず」なら不可能を表すだけですが、「あふ」が入ると「完全には~することができない」の意になります。百人一首No.32春道列樹(はるみちのつらき):山川に風のかけたるしがらみは ながれもあへぬ紅葉なりけり「谷川に風がかけた柵というのは実は完全に流れ去ることのできなかった紅葉だった」。同じく百人一首No.24菅家(菅原道真):このたびはぬさもとりあへずたむけ山 紅葉の錦 神のまにまに「今回の旅では幣を完全には捧げる事ができないのでかわりに手向け山の紅葉を捧げます、どうか神様、お心のままにお受取り下さい」。

The second Prince, who was now referred to as Genji-no-kimi, was never away from the Emperor.  So, the Princesses to whom He made frequent visits were unable to conceal themselves from the young boy's eyes, no matter how embarrassed they were at being seen by him.

第201回で出て来た「refer to A as B」を受け身形にして早速使ってみました。

S先生:外国人から見ると「妃たちは何故源氏に会うのがそんなに恥ずかしいの?」と思うでしょうが、平安時代の宮廷女性とはそんなものだったのです。女性は自らの姿を男の目から隠すように努めておりました。たとえ相手が少年であっても。英文全体としては直すところはないのですが、the young boy's eyes のところは the young Prince で充分であって、eye を入れる必要はないでしょう。でもまあそれは小さなことです。また refer to A as B の使い方もOKです。

The young Prince, now Genji, was always beside the Emperor.  The Princesses, who were frequently visited by Him, found it difficult to hide themselves from him though they felt ashamed of being seen by him.