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文系科目ダメダメな中高生・浪人生のための英作文修行

オリジナル勉強風呂Gu 第214回 2021.10/18

桐壺154:(帝から藤壺への言葉続き)なめしとおぼさでらうたくし給へ。

だから源氏がまとわりついてきても無礼だと思わずにどうか可愛がってやっておくれ。

N君:So, even if he sticks around you, I want you not to think it rude.  Please love him politely.

S先生:sticks around you は表現が直接的すぎてちょっとどうかと思うので follow you about くらいにしましょう。about は around と同じ意味です。そもそも stick around は「しばらく待つ、ぶらぶらする」の意なのでここには全く合いません。辞書から例文を引いてみると Why don't you stick around for a while?「もうしばらくこのへんで待ってろよ」というのが出てました。

Even if he follows you about, don't think that he is rude but be kind to him.

今日の英作談義は「will do と is going to do の意味の違い」について考えます。He will leave for Europe tomorrow. の場合は話者の予測・判断であって必ずそうなるとは限らない。それに対して He is going to leave for Europe tomorrow. の場合は「出発することになっている」という確定的未来を表します。ゆえに The event will be held tomorrow. なら、一応開催の予定ではあるけれども、雨が降ったとか主催者がご機嫌ななめとか、なにかの理由で開かれないこともあるという不確実性を内包しています。しかし is going to be held の場合は「間違いなく開催されるだろう」の意を含んでいます。