kn0617aaのブログ

文系科目ダメダメな中高生・浪人生のための英作文修行

オリジナル勉強風呂Gu 第133回 2021.7/29

桐壺73:(命婦の会話文中の帝の言葉)『わが御心ながら、あながちに人目おどろくばかりおぼされしも、長かるまじきなりけりと、今はつらかりける人の契りになむ。

『われながら、周囲の者がびっくりするほど甚だしく桐壺更衣のことを寵愛してしまった。しかし結局は長続きする仲ではなく、今となっては辛いばかりの契りだった。

N君:’I could not control my deep affection for Kiritsubo to the extent that people were astonished.  However, eventually our relationship was doomed to collapse in a short time.  Our promise was nothing but a trying one.

S先生第1文に to the extent that「~するくらいに」 が登場しました。第1回で難しいからとの理由で封印されて以来の登場ですがここでの使われ方はまずまずと思います。第2文の be doomed to do「~する運命にある」や、第3文の nothing but も良い感じで使われていると思います。

’Now I think our love was an ephemeral one after all though I loved her so deeply that all the courtiers were amazed.  Now I wish I had not met her.  Ah, our vow was a trying one.

今日も短く終わったので英作談義をひとつはさんでおきましょう。今日のテーマは「the way のいろいろな使われ方」です。ちょっと前の英作談義で出て来た the way の発展版ということで見ていきましょう。

① It is strange the way he said so.  この the way は that と同じで形式主語の構文ですが、言われない限りわかりませんね。「彼がそう言ったのは変だ」の意。

② the way I see it「わたしの見るところでは」、the way things are「現状からすると」

③ You cannot understand the way I miss her.  この the way は how much と同じで、「彼女がいなくて僕がどれだけ淋しい思いをしているか君には分からないだろう」。

④ I like you the way you are.  この the way はおそらく as と同じで、「今のままのあなたが好きだ」の意になります。①②③④ともにかなり発展的な内容なので雰囲気だけ感じておいてくれればOKです。