kn0617aaのブログ

文系科目ダメダメな中高生・浪人生のための英作文修行

オリジナル勉強風呂Gu 第6回 2021.3/24

長恨歌 その6: 侍児扶起嬌無力 始是新承恩沢時

侍児たすけおこせば嬌(きょう)として力なし。はじめてこれ恩沢を受くるの時。

湯から上がって侍女が抱きかかえて助け起こそうとすると、なよなよと力ない風情であった。これは初めて皇帝の寵愛を受けたばかりの頃の話である。

N君:ウーン、なよなよですか。形容詞や副詞を知らないので、知ってることばで「なよなよ」を表現してみるしかないですね。

Although servant ladies tried to support her when she stepped out from the bath, her slender body had no axis like a willow's branch, which was an episode just after the Emperor gave her the first patronage.

S先生:have no axis はあまりに理屈っぽいですね。理系のN君らしいけどここではいただけません。でも、知らない単語があった時に、知ってる言葉でなんとか表現しようとするその試みはとても大切なので、これからも心掛けて下さい。branch はどちらかというと大きめの枝なので、小枝の感じを出すには twig のほうが良いでしょう。the first patronage も硬いのでもう少し柔らかくいきましょう。それと第2文ですが、私は漢文の意味そのままに英文を作ってみました。

When ladies-in-waiting tried to help her get up, she was too delicate to keep herself standing. At last the time came for her to be loved tenderly by the Emperor.

N君:なるほど後半はそういう意味だったのですね。私の読みが浅かったです。数学や物理の数式ばかり追いかけていると、ここら辺が弱くなるんですね。