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文系科目ダメダメな中高生・浪人生のための英作文修行

2023-01-29から1日間の記事一覧

オリジナル勉強風呂Gu 第706回 2023.2/21

古文研究法99 源氏物語若紫上より:皇子(みこ)たちは春宮(とうぐう)をおき奉りて、女宮たちなむ四所おはしましける。その中に藤壺と聞こえしは、【先帝の源にぞおはしましける、まだ坊と聞こえさせし時、参り給ひて、高き位にも定まり給ふべかりし人の、とり…

オリジナル勉強風呂Gu 第705回 2023.2/20

古文研究法98-2 建礼門院右京大夫集より:我ならで誰(たれ)かあはれと水茎(みずぐき)の 跡もし末の世に残るとも この書き物がもし後世まで残って他人が見ることがあったとしても、いったい誰が興趣を感じてくれるだろうか、本当にしみじみと見る者は私以外に…

オリジナル勉強風呂Gu 第704回 2023.2/19

古文研究法98-1 建礼門院右京大夫集より:家の集など言ひて歌詠む人こそ書き留どむことなれ、これはゆめゆめさにはあらず。ただあはれにも悲しくも何となく忘れ難くおぼゆる事どもの、その折々ふと心におぼえしを、思ひ出でらるるままに、我が目ひとつに止(…

オリジナル勉強風呂Gu 第703回 2023.2/18

古文研究法97-2 源氏物語桐壺より:(桐壺更衣の)まみなどもいとたゆたげにて、いとどなよなよとわれかのけしきにて臥したれば、いかさまにか、と思(おぼ)しめし惑(まど)はる。 桐壺更衣は目つきなんかもたいそうだるそうで、いっそうグッタリ人事不省の様子…

オリジナル勉強風呂Gu 第702回 2023.2/17

古文研究法97-1 源氏物語桐壺より:(病身となった桐壺更衣は)御子をば留(とど)め奉りて忍びてぞ出で給ふ。限りあれば、さのみもえ止めさせ給はず、御覧じだに送らぬおぼつかなさを、言ふかたなく思(おぼ)さる。いと匂ひやかに美しげなる人の、いたう面痩(お…

オリジナル勉強風呂Gu 第701回 2023.2/16

古文研究法96-2 堤中納言物語より:(姫君の歌)子だにかくあくがれ出でば薫物(たきもの)の ひとりやいとど思ひこがれむ と忍びやかに言ふを、屏風のうしろにて聞きていみじうあはれにおぼえければ、児も返してそのままになむゐられにし。 姫君が「子供までも…

オリジナル勉強風呂Gu 第700回 2023.2/15

古文研究法96-1 堤中納言物語より:ある君達(きんだち)に、忍びて通ふ人やありけむ、いと美しき児(ちご)さへ出で来ければ、あはれとは思ひ聞こえながら、厳しき片つ方(かたつかた)やありけむ、絶え間がちににてありけるほどに、思ひも忘れずいみじう慕ふが美…