kn0617aaのブログ

文系科目ダメダメな中高生・浪人生のための英作文修行

オリジナル勉強風呂Gu 第5回 2021.3/23

長恨歌 その5: 春寒賜浴華清池 温泉水滑洗凝脂

春寒くして浴を賜う華清の池、温泉の水滑らかにして凝脂を洗う。

春はまだ寒く、皇帝は彼女に華清宮の温泉で湯あみするよう特別にお命じになった。

温泉の水は滑らかで、白くムッチリとした肌に注ぎかかる。

N君:ムッチリは悩むなあ。fatty で soft で smooth なイメージなんだけど、安っぽい表現ではこの状況を表すことが出来まへん。

As it was chilly in early spring, the Emperor allowed her to warm herself at the hotspring in the Kasei's Palace. The smooth water in the hotspring poured down on her fair and decently fatty skin.

S先生:hotspring ではなくて hot spring です。Kasei's Palace はいけません。アポストロフィエスは要らない。fatty は太っちょみたいな感じになるので 、fat のほうが良いでしょう。肉付きのよい、みたいな語感になります。fat の婉曲的な語として stout や plump があります。decently は気持ちは分かるけど要らないんじゃないかなあ。the hot spring の the は、温泉がひとつしかない場合を表しているんだけれどもそこまで気を使っていたかな?

When it was still cold in early spring, she was permitted by the Emperor to take a bath in a hot spring of the Palace. The smooth hot water poured down on her fair and plump body, making her skin softer.

N君:skin から body に変えただけでグッと良くなりました。肌だから skin と考えたのが浅はかでした。ラストの分詞構文も感じが出てますね。勉強になります! 官能小説を1冊買って英訳してみるというのも面白そうですね。冠詞のことは難しすぎて僕にはまだ分かりません。