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文系科目ダメダメな中高生・浪人生のための英作文修行

2021-03-21から1日間の記事一覧

オリジナル勉強風呂Gu 第19回 2021.4/6

長恨歌 その19: 六軍不発無奈何 宛転蛾眉馬前死 六軍発せずいかんともするなく、宛転(えんてん)たる蛾眉馬前に死す。 護衛の兵士たちが出発を拒み、皇帝はどうすることもできなくて、美しい楊貴妃は皇帝の馬の前で死んでしまった。 N君:辞書によると宛転と…

オリジナル勉強風呂Gu 第18回 2021.4/5

長恨歌 その18: 翠華揺揺行復止 西出都門百余里 翠華揺々として行きてまた止まり、西のかた都門を出づること百余里。 皇帝の旗はゆらゆらと進んでは止まりノロノロと行く。そうして長安の城門から百里あまりの馬嵬(ばかい)の地に着いた。 N君:ゆらゆら、ノ…

オリジナル勉強風呂Gu 第17回 2021.4/4

長恨歌 その17: 九重城闕煙塵生 千乗万騎西南行 九重の城闕煙塵生じ、千乗万騎西南に行く。 皇帝のおられる宮城にも戦火の煙と塵が巻き上がり、皇帝の一行は長安を捨てて西南の蜀の地へとおちのびていった。 N君:平家物語ではないが、驕れる者は久しからず…

オリジナル勉強風呂Gu 第16回 2021.4/3

長恨歌 その16: 漁陽鼙鼓動地来 驚破霓裳羽衣曲 漁陽の鼙鼓(へいこ)地を動かして来たり。驚破す霓裳羽衣(げいしょううい)の曲。 その時突如として漁陽の安禄山が謀反を起こし、攻め太鼓の音が大地を揺り動かして押し寄せ、霓裳羽衣の妙なる調べを吹き飛ばし…

オリジナル勉強風呂Gu 第15回 2021.4/2

長恨歌 その15: 緩歌慢舞凝糸竹 尽日君王看不足 緩歌慢舞糸竹を凝らし、尽日君王看れども足らず。 緩やかな歌や静かな舞い、管弦の合奏の妙を尽くし、皇帝は一日中素晴らしい舞楽に浸って飽きることがない。 N君:「飽きることがない = とても満足」と考え…

オリジナル勉強風呂Gu 第14回 2021.4/1

長恨歌 その14: 驪宮高処入青雲 仙楽風瓢処処聞 驪宮高きところ青雲に入り、仙楽風にひるがえりて処処に聞こゆ。 驪山(りざん)の離宮は高くそびえて青雲にとどかんばかりだ。そこで奏でられる仙界の音楽のような妙なるしらべが、ここかしこに聞こえてくる。…

オリジナル勉強風呂Gu 第13回 2021.3/31

長恨歌 その13: 遂令天下父母心 不重生男重生女 遂に天下の父母の心をして、男を生むを重んぜず、女を生むを重んぜしむ。 かくして国中の父母たちの心に、男を生むより女を生む方が良い、と思わせるまでになった。 N君: 令は使役の意味を表す漢字の一つで…

オリジナル勉強風呂Gu 第12回 2021.3/30

長恨歌 その12: 姉妹弟兄皆列土 可憐光彩生門戸 姉妹弟兄みな土をつらね、憐れむべし光彩の門戸に生ずるを。 彼女の兄弟や親戚たちはそれぞれ諸侯に封ぜられ領地を連ねるありさまで、なんとまあ、楊氏一門に眩しい光が輝いていることよ。 N君:列土というの…

オリジナル勉強風呂Gu 第11回 2021.3/29

長恨歌 その11: 金屋粧成嬌侍夜 玉楼宴罷酔和春 金屋(きんおく)装い成って嬌(きょう)として夜に侍(じ)し玉楼(ぎょくろう)宴(うたげ)やんで酔うて春に和す。 黄金の宮殿で綺麗に化粧を凝らすと艶めかしく夜のお相手をして、玉のうてなの宴が終わるとほんのり…