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文系科目ダメダメな中高生・浪人生のための英作文修行

オリジナル勉強風呂Gu 第832回 2023.6/28

古文研究法150-3 新古今集より:風通ふ寝覚めの袖の花の香に かをる枕の春の夜の夢 藤原俊成女(ふじわらしゅんぜいのむすめ)

風がほのかに吹き過ぎて夢から覚めた。枕代わりにしていた袖に花の香が残っているような気がする。それは春の夜の甘美な夢の名残りに似ているなあ。

N君百人一首No.67 周防内侍(すおうのないし)「春の夜の夢ばかりなる手枕に甲斐なく立たむ名こそ惜しけれ」を第489回で調べましたが、これと似た歌ですね。女性の歌らしく、技巧的かつ色彩豊かな作りになっていると思いました。

Feeling a gentle breeze passing through, I came out of a dream.  The scent of flowers seemes to linger on the sleeves which I have used for a pillow.  The sweet fragrance is like a trace of a sweet dream on a spring night.

S先生:第2文後半の the sleeves which I have used for a pillow「これまで枕代わりに使ってきた袖」の関係代名詞節が重いです。ここは which I have used を除外して the sleeves for a pillow「枕代わりの袖」にしましょう。このほうが簡潔で軽いです。説明的過ぎないように気を付けましょう。第3文主語の The sweet fragrance がいけません。形容詞 sweet は後半にも a sweet dream の形で出て来ますし、何よりも、fragrance という名詞の中に既に sweet の意味が含まれています。したがってここは屋上屋を避ける意味でも sweet を除外して The fragrance にして下さい。今日の教訓は「説明的にならないように、できえだけ軽く」ということです。これは作文する上で大切なことです。

A gentle spring breeze woke me up from a dream.  My sleeves for a pillow is still filled with the scent of the flowers.  It reminds me of a pleasant spring night dream.