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文系科目ダメダメな中高生・浪人生のための英作文修行

2023-04-22から1日間の記事一覧

オリジナル勉強風呂Gu 第813回 2023.6/9

古文研究法141-6 俳人蕪村(正岡子規)より:蛇(じゃ)を截(き)って渡る谷路(たにじ)の若葉かな 漢の高祖が若い頃、谷間の道を行くと大蛇が横たわっていて通れない。そこで剣を抜いて蛇をぶった切って押し通った。その高らかな意気を思い起こすような張りきった…

オリジナル勉強風呂Gu 第812回 2023.6/8

古文研究法141-5 俳人蕪村(正岡子規)より:絶頂の城たのもしき若葉かな 頂上には城が見える。引き締まった威厳と美しい構成の線は見る者に頼もしさを感じさせてくれる。それは、山を埋め尽くす若葉の色を一層鮮やかにさせる。 N君:「若葉」をお題にした蕪村…

オリジナル勉強風呂Gu 第811回 2023.6/7

古文研究法141-4 俳人蕪村(正岡子規)より:富士ひとつ埋(うづ)み残して若葉かな 見渡す限り裾野は若葉だ。その中に埋め残されているのは富士山だけで、初夏の生気に満ちた若葉の景色は壮大そのものだ。 N君:「若葉」をお題にした蕪村の句が続いています。こ…

オリジナル勉強風呂Gu 第810回 2023.6/6

古文研究法141-3 俳人蕪村(正岡子規)より:山に沿(そ)うて小舟漕ぎ行く若葉かな 山は一面の若葉だ。谷間の川を小舟が漕いでゆく。舟の動きが小さく見えるのと対照的に若葉の拡がりは印象が鮮やかだなあ。 N君:共通のお題「若葉」に対して芭蕉が二句詠んだの…

オリジナル勉強風呂Gu 第809回 2023.6/5

古文研究法141-2 俳人蕪村(正岡子規)より:日光東照宮にて、、、、あらたふと青葉若葉の日の光 日光東照宮の荘厳・華麗さには頭が下がる。あたりには青葉若葉が初夏の日光に映えており、その日光は家康公の威徳を象徴するかのように輝かしさに満ちている。 N…

オリジナル勉強風呂Gu 第808回 2023.6/4

古文研究法141-1 俳人蕪村(正岡子規)より:唐招提寺にて、、、若葉して御目(おんめ)の雫(しづく)ぬぐはばや この寺の開祖鑑真和上は天平期に唐から日本へ渡る航海難破の辛苦によって失明したので御像も盲目の姿だ。しかしその見えない肉眼の奥には衆生の業苦…

オリジナル勉強風呂Gu 第807回 2023.6/3

古文研究法140-2 銀河序(松尾芭蕉)より:荒海や佐渡に横たふ天の川 荒海が暗く轟いている、黒く見える影は佐渡島だ、その上を遥かに天の川が横たわっている、悠久の歴史、その流れを乗せて、、、、。 K先輩:古文英訳の勉強中ですがちょっと失礼します。佐渡…

オリジナル勉強風呂Gu 第806回 2023.6/2

古文研究法140-1 銀河序(松尾芭蕉)より:日すでに海に沈んで月ほの暗く銀河半天にかかりて星キラキラと冴えたるに、沖のかたより浪の音しばしば運びて魂けづるが如く腸(はらわた)ちぎれてそぞろに悲しび来たれば草の枕も定まらず、墨の袂(たもと)なにゆゑと…

オリジナル勉強風呂Gu 第805回 2023.6/1

古文研究法139-2 去来抄より:(去来の言葉続き)また”十団子(とをだご)も小粒になりぬ秋の風(許六)"、先師『この句しほりあり』と許し給ひしとなり。総じて、さび・位・ほそみ・しおり、のことは言語筆頭におほせ難し。ただ先師の許ある句を挙げてはべるのみ…

オリジナル勉強風呂Gu 第804回 2023.5/31

古文研究法139-1 去来抄より:野明(のあけ)いはく「句のしほり・ほそみとはいかなるものにや」。去来いはく「しほりはあはれなる句にあらず、ほそみは頼り無き句にあらず。しほりは句の姿にあり、ほそみは句意にあり。これもまた証句を挙げて弁ず。”鳥どもも…