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文系科目ダメダメな中高生・浪人生のための英作文修行

オリジナル勉強風呂Gu 第807回 2023.6/3

古文研究法140-2 銀河序(松尾芭蕉)より:荒海や佐渡に横たふ天の川

荒海が暗く轟いている、黒く見える影は佐渡島だ、その上を遥かに天の川が横たわっている、悠久の歴史、その流れを乗せて、、、、。

K先輩:古文英訳の勉強中ですがちょっと失礼します。佐渡といえば金山であり、江戸時代のはじめに大久保長安が奉行として赴任しました。この島は1221承久の乱に敗れた後鳥羽上皇の息子順徳天皇が流された島としても有名です。1467応仁の乱に前後して8代義政の妻富子(とみこ)の縁者であった日野資朝(ひのすけとも)もこの島に流されました。順徳帝よりも前に、親鸞も一時期この島に流されました。佐渡はそのような流人の悲哀を背負った島なのでしょう。そのような歴史的な event を心に描きながら芭蕉はこの句を詠んだと思います。

N君:スケールの大きな俳句です。

The sea is roaring under the dark sky.  The black shadow on the sea is the Island of Sado, over which the Milky Way lies.  It has seen people's long and sad history silently.

S先生:上手に作文できていると思います。以下に示した私の作文では the Milky Way を she で受けてみました。これは確証があるわけではないのですが、何とはなくそんな気がしました。

A rough sea is roaring in the pitch dark.  The island seen dim far away is Sado Island.  Far above it lies the Milky Way with eternal history.  How many sad things she has seen !

N君:S先生の第3文は「副詞句+自動詞+主語」という構成ですね。この第3文から第4文にかけての emotional な感じがグッときました。こういうのが文学なのかなあ、と思いました。