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文系科目ダメダメな中高生・浪人生のための英作文修行

2022-11-02から1日間の記事一覧

オリジナル勉強風呂Gu 第612回 2022.11/19

古文研究法54-2 方丈記:恐ろしき山ならねどフクロウの声を憐れむにつけても、山中の景色、機(をり)につけて尽くることなし。況(いはん)や深く思ひ深く知れらむ人のためには、これにしも限るべからず。 恐ろしい山ではないが、フクロウの声にしみじみと心を…

オリジナル勉強風呂Gu 第611回 2022.11/18

古文研究法54-1 方丈記:もし夜静かなれば、窓の月に故人を偲び猿の声に袖をうるほす。くさむらの蛍は遠く真木の島の篝火(かがりび)にまがひ、暁(あかつき)の雨はおのづから木の葉吹く嵐に似たり。山鳥のホロホロと鳴くを聞きても父か母かと疑ひ、峯の鹿(か…

オリジナル勉強風呂Gu 第610回 2022.11/17

古文研究法53 枕草子:清水(きよみず)に籠(こも)りたりしにわざと御使ひして賜はせたりし唐(から)の紙の赤みたるに、草(そう)に「『山近きいりあひの鐘の声ごとに 恋ふる心の数は知るらむ』ものを、こよなの長居や」とぞ書かせ給へる。紙などのなめげならぬ…

オリジナル勉強風呂Gu 第609回 2022.11/16

古文研究法52-2 蜻蛉日記:ここちにはなほ苦しきあたりなど思ふほどに、人々「督(かう)の殿なりけり」と言ふに、いとあさましういみじ。我が家も築墻(ついひじ)ばかり隔てたれば、さわがしう若き人をもまどはしやしつらむ、いかでわたらむとまどふにしも、車…

オリジナル勉強風呂Gu 第608回 2022.11/15

古文研究法52-1 蜻蛉日記:清水(きよみず)へまうづる人に忍びて混じりたり。初夜(そや)果ててまかづれば時は子(ね)ばかりなり。ものなどものするほどに、ある者ども「この乾(いぬゐ)の方に火なむ見ゆる、門いでてみよ」など言ふなれば、「もろこしぞ」などぞ…