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文系科目ダメダメな中高生・浪人生のための英作文修行

オリジナル勉強風呂Gu 第811回 2023.6/7

古文研究法141-4 俳人蕪村(正岡子規)より:富士ひとつ埋(うづ)み残して若葉かな

見渡す限り裾野は若葉だ。その中に埋め残されているのは富士山だけで、初夏の生気に満ちた若葉の景色は壮大そのものだ。

N君:「若葉」をお題にした蕪村の句が続いています。この句は壮大ですね。

I can see Mt. Fuji beyond the sea of young green leaves.  It is as if they forgot to cover the mountain.

S先生:第1文の can は不要かもしれないですね。第2文は若葉を擬人化していて面白いですが「初夏の生気に満ちた光」の感じが表現されていません。もうひとひねり欲しいところでした。

All the mountains but Mt. Fuji are covered with young green leaves full of the vigor of early summer.

N君:full of the vigor of early summer が形容詞句として後ろから leaves を修飾している、と考えてよいですか?

S先生:それでよいです。leaves のあとに which are を入れてしまう生徒もいますが、それでは重苦しくなってしまいます。「後置された形容詞句」を使うことで締まった文を作ることができるので、これからも意識してみて下さい。