kn0617aaのブログ

文系科目ダメダメな中高生・浪人生のための英作文修行

2023-01-16から1日間の記事一覧

オリジナル勉強風呂Gu 第694回 2023.2/9

古文研究法92-1 徒然草12段より:同じ心ならむ人としめやかに物語して、をかしきことも世のはかなきこともうらなく言ひ慰まむこそ嬉しかるべきに、さる人あるまじければ、つゆ違(たが)はざらむと向かひゐたらむは、独りある心地やせむ。 気の合うような人と…

オリジナル勉強風呂Gu 第693回 2023.2/8

古文研究法91-4 古今集より:五月山(さつきやま)梢を高みホトトギス 鳴く音(ね) そらなる恋もするかな 五月らしい青葉の山でホトトギスが鳴く。鳴いている梢が高いので、空で鳴いているような感じだが、その空に迷うような虚(うつ)ろな恋を私はしてしまうん…

オリジナル勉強風呂Gu 第692回 2023.2/7

古文研究法91-3 古今集より:山高み雲居(くもゐ)に見ゆる桜花 心の行(ゆ)きて折らぬ日ぞなき 桜が咲いている山が高いので大空に在るように見える桜の花だから(とても自分で出かけて行くことはできないけれど)、(花の美しさを慕う自分の)心だけは、毎日出かけ…

オリジナル勉強風呂Gu 第691回 2023.2/6

古文研究法91-2 古今集より:夜を寒み衣雁金(かりがね)鳴くなべに 萩の下葉も移ろひにけり 夜が寒いので衣を借りなければならない季節になったが、雁も鳴き同時に萩の下葉も散ってしまったなあ。 N君:「夜を寒み」は「夜が寒いので」で、名詞+を+形容詞語…

オリジナル勉強風呂Gu 第690回 2023.2/5

古文研究法91-1 古今集より:春の着る霞(かすみ)の衣緯(ぬき)を薄み 山風にこそ乱るべらなれ 春が着る衣は人とは違って霞製だが横糸が弱いので、山風のため吹き破られるようだ。 N君:緯(ぬき)は横糸で、経(みち)は縦糸。地球の緯線経線ですね。「物事の経緯…

オリジナル勉強風呂Gu 第689回 2023.2/4

古文研究法90-2 竹取物語より:(かぐや姫の言葉続き)かの都の人はいと清(けう)らにて老いをせずなむ。さる所へまからむずるも、いみじくもはべらず。老い衰へ給へるさまを見奉らざらむこそ恋しからめ」と言ひて泣く。翁「胸痛き事なし給ひそ。うるはしき姿し…

オリジナル勉強風呂Gu 第688回 2023.2/3

古文研究法90-1 竹取物語より:かぐや姫いはく「声高になのたまひそ。屋(や)の上に居る人どもの聞くに、いとまさなし。永き契りのなかりければ程なくまかりぬべきなめりと思ふが、悲しくはべるなり。御心をのみ惑はして去りなむことの悲しく耐へ難くはべるな…

オリジナル勉強風呂Gu 第687回 2023.2/2

古文研究法89-2 増鏡より:(後鳥羽上皇が造営された水無瀬の院は)所がらも、はるばると川に臨める眺望いと面白くなむ。元久(げんきゅう)の頃、詩に歌を合はせられしにも、とりわきてこそは「見渡せば山もと霞む水無瀬川 夕べは秋となに思ひけむ」 水無瀬の…

オリジナル勉強風呂Gu 第686回 2023.2/1

古文研究法89-1 増鏡より:この帝(後鳥羽上皇)、鳥羽殿・白河殿など修理(すり)せさせ給ひて、常に渡り住まはせ給へど、なほまた水無瀬(みなせ)といふ所にも、えもいはず面白き院づくりして、しばしば通ひおはしましつつ春秋の花・紅葉につけても御心ゆく限り…

オリジナル勉強風呂Gu 第685回 2023.1/31

古文研究法88 源氏物語帚木より:かたちきたなげなく若やかなるほどの、おのがじしは、塵も付かじと身をもてなし、文(ふみ)を書けどおほどかに言選(ことえ)りをし、墨付きほのかに心もとなく思はせつつ、またさやかにも見てしがなと術(すべ)なく待たせ、わづ…