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文系科目ダメダメな中高生・浪人生のための英作文修行

オリジナル勉強風呂Gu 第569回 2022.10/7

古文研究法24-2 大鏡:南殿(なでん)に出でさせ給ひて廻させ給ふに、いと広き殿のうちに残らずくるめきありければ、いみじう興ぜさせ給ひてこれをのみ常に御覧じあそばせ給へば、異物(こともの)どもは籠(こ)められにけり。

皇子は紫宸殿にお出ましになってコマを回しあそばされると、そのコマがたいそう広い殿の中を隅から隅までクルクル回って移動したので、皇子は大変面白がられてコマばかりをいつも御覧になってお遊びになるので、他のオモチャはすっかりかたずけられてしまった。

N君:相変わらず主語の省略がひどいのですが、ここでは登場人物は皇子だけなのでなんとかなります。コマの動きには当然ながら敬語は使われていません。

The Prince came into the main hall of the court to play with the top.  Surprisingly enough, it spun around all the wide room.  Very interested in the top, he was always playing with it.  The other toys were put away.

S先生:特に言うことはありませんが第2文の wide はちょっと引っ掛かりました。wide は「中が広い」という感じです。ここでは large のほうがしっくり来ます。

Entering the main Hall of the Palace, the Prince began to spin the top.  He was very pleased to see it spinning around from corner to corner in the large room.  All he did was (to) play with it.  Since he had no interest in other toys, they were put away.