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文系科目ダメダメな中高生・浪人生のための英作文修行

オリジナル勉強風呂Gu 第223回 2021.10/27

桐壺163:さるの時にて源氏まゐり給ふ。

夕刻、申の刻を期して源氏が入ってきた。

N君:At the evening, just 4 p.m., Genji entered the place.

S先生entered のあとに to を入れたくなったのではありませんか? to がないのが正解です。辞書を引いて確認しておいて下さい。

At four o'clock in the evening, Genji appeared.

前回予告したように今日の英作談義は be to do をやります。実はこれにはたくさんの意味があってとても覚えきれないので、ここでは重要な3つだけに絞ってお伝えします。出典は例によって中原道喜先生の新英文読解法です。第1は「予定」で、これが最もオーソドックスな用法であり出会う確率も高いです。The conference is to be held at the end of this month.「今月末に開かれる予定」。前回の文もこの用法でしたね。第2は「if 節内の be to do」で「~するつもりなら」という意図を表します。時々お目にかかります。If mankind is to survive, war must be abolished.「人類が存続するつもりなら」「存続するためには」。第3は be to+完了不定詞 の形で、頻度は低いがテストで狙われやすい。「実現しなかった予定」を表します。He was to have arrived there by noon.「お昼までに到着予定だったんだが、、、」。この第3の用法は mean to do でも表現可能であって、辞書には、I meant to call on you, but I couldn't. = I had meant to call on you. という例文が出ていました。