kn0617aaのブログ

文系科目ダメダメな中高生・浪人生のための英作文修行

2022-11-14から1日間の記事一覧

オリジナル勉強風呂Gu 第622回 2022.11/29

古文研究法61-2 枕草子:よき人の御(おん)ことはさらなり。下衆(げす)などのほどにも親などの愛(かな)しうする子は目立て耳立てられていたはしうこそ覚ゆれ。見る甲斐あるは、ことはり、いかが思はざらむ、と覚ゆ。殊(こと)なることなきはまた、これをかなし…

オリジナル勉強風呂Gu 第621回 2022.11/28

古文研究法61-1 枕草子:世の中になほいと心憂きものは、人に憎まれむことこそあるべけれ。誰(たれ)てふ物狂ひか、われ人にさ思はれむ、と思はむ。されど自然(じねん)に宮仕え所にも親はらからの中にても、思はるる・思はれぬ、があるぞいとわびしきや。 世…

オリジナル勉強風呂Gu 第620回 2022.11/27

古文研究法60-2 源氏物語須磨:げにいかに思ふらむ、我が身より親はらから片時たち離れ難く、程につけつつ思ふらむ家を別れてかく惑ひあへる、と思(おぼ)すに、いみじくて、いとかく思ひ沈む様(さま)を心細しと思ふらむ、と思(おぼ)せば、昼はなにくれとたは…

オリジナル勉強風呂Gu 第619回 2022.11/26

古文研究法60-1 源氏物語須磨:枕を欹(そばだ)てて四方(よも)の嵐を聞き給ふに、浪ただここもとに立ち来る心地して涙落つともおぼえぬに、枕浮くばかりになりにけり。琴を少し掻き鳴らし給へるが、我ながらいとすごう聞こゆれば、弾きさして「恋ひわびて泣く…

オリジナル勉強風呂Gu 第618回 2022.11/25

古文研究法57-2 枕草子:まいて験者(げんざ)などはいと苦しげなめり。困(こう)じて睡(ねぶ)れば「睡りをのみして」などもどかる。いとところせく、いかにおぼゆらむ。 普通の坊さんでさえこれほど窮屈なのに、まして修験者などはたいそう苦しげに見える。く…

オリジナル勉強風呂Gu 第617回 2022.11/24

古文研究法57-1 枕草子:思はむ子を法師になしたらむこそ心苦しけれ。ただ木の端(は)などのやうに思ひたるこそ、いと愛(いと)ほしけれ。精進物(さうじもの)のいと悪(あ)しきをうち食ひ寝(い)ぬるをも。若きはものもゆかしからむ。女などのあるところをも、な…

オリジナル勉強風呂Gu 第616回 2022.11/23

古文研究法56-2 枕草子:女房はすべて年の内うち晦日(つごもり)までもえあらじとのみ申すに、あまり遠くも申しつるかな、げにえしもやあらざらむ、一日(ついたち)などぞ言ふべかりける、と下(した)には思へど、さはれ、さまでなくとも言ひ初(そ)めてむことは…