kn0617aaのブログ

文系科目ダメダメな中高生・浪人生のための英作文修行

2021-04-03から1日間の記事一覧

オリジナル勉強風呂Gu 第88回 2021.6/14

桐壺28:てぐるまの宣旨などのたまはせても、また入らせ給ひてさらにえ許させ給はず、「限りあらむ道にもおくれ先立たじと契らせ給ひけるを、さりともうち捨ててはえ行きやらじ」とのたまはするを、 帝は桐壺更衣の退出に際して手車の許可を下されたのに、彼…

オリジナル勉強風呂Gu 第87回 2021.6/13

桐壺27:いとにほひやかに美しげなる人のいたう面やせて、いとあはれと物を思ひしみながら、ことに出でてもきこえやらず、あるかなきかに消え入りつつものし給ふを御覧ずるに、きしかた行く末おぼしめされず、よろづの事を泣く泣く契りのたまはすれど、御い…

オリジナル勉強風呂Gu 第86回 2021.6/12

桐壺26:限りあれば、さのみもえとどめさせ給はず、御覧じだに送らぬおぼつかなさをいふかひなく思ほさる。 命には限りというものがあるので、帝も彼女をそうそう強くひきとどめるわけにもいかず、退出の日に見送ってやることもできない不安な気持ちを、どう…

オリジナル勉強風呂Gu 第85回 2021.6/11

桐壺25:かかる折りにも、あるまじき恥じもこそ、と心づかひして、御子をばとどめ奉りてしのびてぞ出で給ふ。 こんな場合であっても、とんでもない恥づかしめを受けでもしたら大変だ、と懸念して、皇子を残したまま宮廷からこっそり退出した。 N君:Serious …

オリジナル勉強風呂Gu 第84回 2021.6/10

桐壺24:年頃つねのあつしさになり給へれば御めなれて、なほしばしこころみよ、とのみのたまはするに、日々に重り給ひてただ五六日(いつかむゆか)のほどにいと弱うなれば、母君なくなく奏してまかでさせ奉り給ふ。 ここ数年来桐壺更衣はずっと病気がちだった…

オリジナル勉強風呂Gu 第83回 2021.6/9

桐壺23:その年の夏、みやす所はかなき心地にわづらひて、まかでなむととし給ふを、いとまさらに許させ給はず。 その年の夏、若宮を生んで御息所となった桐壺は頼りなげな気持ちになって体調を崩し宮廷を退出して里さがりしようとしたが、彼女に愛着する帝は…

オリジナル勉強風呂Gu 第82回 2021.6/8

桐壺22:ものの心知り給ふ人は、かかる人も世に出でおはするものなりけりと、あさましきまで目をおどろかし給ふ。 世間の道理を知り尽くした方々は「こんな素晴らしい人が生まれてくるものなんだなあ」と驚きあきれるくらいに目をみはっていた。 N君:On the…