kn0617aaのブログ

文系科目ダメダメな中高生・浪人生のための英作文修行

2022-12-07から1日間の記事一覧

オリジナル勉強風呂Gu 第652回 2022.12/29

古文研究法73-1 新古今集:風かよふ寝覚めの袖の花の香に 薫る枕の春の夜の夢 風が吹き通ってきて夢から醒めた。枕にしていた袖に花の香がするようだ。その香に、先刻の甘美な春の夜の夢がほのぼのと感じられる。 N君:なんだか作ったような歌ですね。第489…

オリジナル勉強風呂Gu 第651回 2022.12/28

古文研究法72-3 徒然草19段より:花橘(はなたちばな)は名こそ負(を)へれ、なほ梅の匂(にほ)ひにぞ、いにしへの事もたちかへり恋しう思ひ出でらるる。 花橘は昔の事を偲ばせるので有名だが、何と言ったって梅の匂いによってこそ、昔の事もその当時に戻って懐…

オリジナル勉強風呂Gu 第650回 2022.12/27

古文研究法72-2 徒然草54段より:「いたうこそ困(こう)じたれ。」 「あはれ、紅葉を焼かむ人もがな。」 「験(げむ)あらむ僧たち、試みられよ。」 「いやもうくたびれちゃったよ。」「あーあ、紅葉で焚き火をする人が居ればいいのになあ。」「霊力を持ってい…

オリジナル勉強風呂Gu 第649回 2022.12/26

古文研究法72-1 更級日記:門出をしたるところはめぐりなどもなくて、かりそめの茅屋(かやや)の蔀(しとみ)などもなし。簾(すだれ)かけ幕など引きたり。南ははるかに野のかた見やらる。 仮立ちして滞在したところは周囲の垣根などもなくちょっとした茅葺きの…

オリジナル勉強風呂Gu 第648回 2022.12/25

古文研究法71-2 徒然草71段より:またいかなる折(をり)ぞ、ただ今、人の言ふ事も、目に見ゆる物も、我が心の内も、かかることのいつぞやありしかと思(おぼ)えて、いつとは思ひ出でねども、まさしくありし心地のするは、我ばかりかく思ふにや。 またどうした…

オリジナル勉強風呂Gu 第647回 2022.12/24

古文研究法71-1 徒然草71段より:名を聞くより、やがて面影は推し量らるる心地するを、見る時はまたかねて思ひつるままの顔したる人こそなけれ。昔物語を聞きても、このごろの家のそこほどにてぞありけむと思(おぼ)え、人も今見る人の中に思ひよそへらるるは…