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文系科目ダメダメな中高生・浪人生のための英作文修行

2023-04-25から1日間の記事一覧

オリジナル勉強風呂Gu 第829回 2023.6/25

古文研究法149-6 今昔物語より:今は昔、愛宕(あたご)の山に久しく行なふ持経者の聖人(しゃうにん)ありけり。年来、法華経を持(たも)ち奉りて他の念なくして、坊の外に出づることなかりけり。 昔々、愛宕山に長年修行して経文を大切にする和尚がいた。数年こ…

オリジナル勉強風呂Gu 第828回 2023.6/24

古文研究法149-5 竹取物語より:おのが身はこの国の人にしもあらず、月の都の人なり。それを昔の契(ちぎ)りありけるによりてなむ、この世界にまうで来たりける。 私はこの地球上の人ではなく月世界の都の者です。ところが、過去にどうしてもこうなる宿縁が決…

オリジナル勉強風呂Gu 第827回 2023.6/23

古文研究法149-4 枕草子より:秋は夕暮れ。夕日はなやかにさして山際(やまぎは)いと近うなりたるに、烏(からす)の寝所(ねどころ)へ行くとて、三つ四つ・二つなど飛び行くさへあはれなり。 秋は夕暮れが良い。夕陽が赤々と射して山の稜線が近く見える所に、カ…

オリジナル勉強風呂Gu 第826回 2023.6/22

古文研究法149-3 伊勢物語より:京には見えぬ鳥なれば皆人知らず。渡守(わたしもり)に問ひければ「これなむ都鳥」と言ふを聞きて、(在原業平)「名にし負(お)はばいざ言問はむ都鳥 我が思ふ人はありやなしやと」と詠めりければ、舟こぞりて泣きにけり。 都で…

オリジナル勉強風呂Gu 第825回 2023.6/21

古文研究法149-2 古今集より:年の内に春は来にけり一年(ひととせ)を去年(こぞ)とやいはむ今年とやいはむ まだ年内なのに立春が来てしまった。同じ年なのに、それを去年と呼んだらよいのか、それとも、今年と呼んだらよいのか。 N君:太陰暦の場合こういうこ…