kn0617aaのブログ

文系科目ダメダメな中高生・浪人生のための英作文修行

オリジナル勉強風呂Gu 第30回 2021.4/17

長恨歌 その30: 芙蓉如面柳如眉 対此如何不涙垂

芙蓉はおもてのごとく柳は眉のごとし。これに対して如何(いかん)ぞ涙の垂れざらん。

蓮の花は楊貴妃の顔のようだし、柳は彼女の眉のようだ。これらを前にして、どうして涙を流さずにいられようか。

N君:「どうして~でいられようか」は強い否定なので fail to do を使う手もあるが、素直に疑問形として残すなら how か why だ。理由を問うているわけではないので why は不適で how を使うべきだろう。感嘆文にする手もあるが難しそうなのでやめた。

The lotus flower and willow resemble the face and eyeblow of Princess Yang, respectively.  Being in front of them, how can He stand tears going down?

S先生:第1文がいただけない。詞文が一気に科学論文になった感じがします。emotion をこめて書き直すと、A lotus flower resembles the face of Princess Yang and a willow Her eyeblows. となります。後半で resembles が省略されてます。第2文の going ですが、rolling のほうが良いと思います。辞書を引いてみて下さい。以下に示した私の作文の第2文では、表現を和らげるために仮定法にしてみました。can ではなくて could になっているところに注目してください。

A lotus flower looked like Princess Yang and a willow like Her eyeblows.  How could He stand shedding tears to see them?

N君:科学論文でみかけた respectively を使ってみたが、先生はお見通しでしたね。恐れ入りました。表現を和らげるための仮定法って初めて聞きました。なるほど言われてみればそんな気もします。修行の道はまだまだ遠い。