2023-01-04から1日間の記事一覧
古文研究法80-4 竹取物語より:つばくらめをあまた殺して見るだにも、腹に何もなきものなり。ただし卵(こ)産む時なむ、いかでか出すらん、はらかくと申す。人だに見れば失せぬ。 ツバメをたくさん殺してみても腹には何もない。ツバメが卵を産む時 ー どうや…
古文研究法80-3 落窪物語:暮れぬれば、いととくおはしぬ。北の方「さればよ、ものしくおぼさましかば遅くぞおはせまし」と喜びて入れ奉り給ひつ。 夕方になると婿殿は早速おいでになった。北の方は「やっぱりね、もし彼が娘を気に入らなかったら遅くにおい…
古文研究法80-2 古今集より:偽りの無き世なりせばいかばかり 人の言の葉嬉しからまし もしも、嘘というものがない世の中だったら、どんなにかあなたの御言葉が嬉しいことでしょう。(実際には嘘が多いので、せっかくの御言葉も手放しでは信用できません。) N…