2021-05-26から1日間の記事一覧
桐壺139:母后(ははぎさき),「あな恐ろしや。 これを聞いて御母后は胆をつぶす。「まあとんでもない。くわばらくわばら。 N君:The mother was startled at the Emperor's plea for her daughter and said, "I will never accept His offer. It's terrible !…
桐壺138:(典侍から帝への言葉つづき)ありがたき御かたち人になむ」と奏しけるに、「まことにや」と御心とまりて、ねんごろに聞こえさせ給ひけり。 本当に世にも珍らかなほどの美しい方でございますもの」と申し上げると、帝も「本当だろうか」と御心を留め…
桐壺137:母后(ははぎさき)、よになくかしづき聞こえ給ふを、うへに侍ふ内侍(ないし)のすけは、先帝の御時の人にて、かの宮にも親しう参り慣れたりければ、いはけなくおはしましし時より見奉り、今もほの見奉りて、(典侍)「うせ給ひにし御息所の御かたちに似…