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文系科目ダメダメな中高生・浪人生のための英作文修行

2021-03-23から1日間の記事一覧

オリジナル勉強風呂Gu 第27回 2021.4/14

長恨歌 その27: 馬嵬坡下泥土中 不見玉顔空死処 馬嵬坡下(はか)泥土のうち、玉顔を見ずしてむなしく死せしところ。 馬嵬の堤防の下の泥の中に楊貴妃は埋められており、その美しい顔はもう見られず、ただ彼女がむなしく殺された場所だけが残っている。 N君:…

オリジナル勉強風呂Gu 第26回 2021.4/13

長恨歌 その26: 天旋日転廻龍馭 到此躊躇不能去 天めぐり日転じて龍馭(りゅうぎょ)をめぐらし、ここに至りて躊躇して去るあたはず。 やがて天下の情勢が一変して皇帝も長安へ帰ることになったが、ここ馬嵬の駅をよぎる時、足はためらい立ち去ることができな…

オリジナル勉強風呂Gu 第25回 2021.4/12

長恨歌 その25: 行宮見月傷心色 夜雨聞鈴腸断声 行宮(あんぐう)に月を見れば傷心の色、夜雨に鈴を聞けば腸断の声。 仮の皇居で月を眺めればその色に悲しみを感じ、夜の雨に駅馬の鈴の音を聞けばはらわたが断ち切られるような思いをするのであった。 N君:皇…

オリジナル勉強風呂Gu 第24回 2021.4/11

長恨歌 その24: 蜀江水碧蜀山青 聖主朝朝暮暮情 蜀江は水みどりにして蜀山は青く、聖主朝々暮々(ちょうちょうぼぼ)の情。 蜀の川の流れは深みどりで蜀の山は青々と茂っている。皇帝は朝に夕に楊貴妃のことを思っては悲しみに沈む。 N君:「朝々暮々の情」と…

オリジナル勉強風呂Gu 第23回 2021.4/10

長恨歌 その23: 峨眉山下少人行 旌旗無光日色薄 峨眉山下人の行くことまれに、旌旗(せいき)光無く日色薄し。 峨眉山のふもとには道行く人も少なくて、天子の御旗は光なく、陽光も弱くて薄い。 N君:長安を追われた皇帝の一行がトボトボと歩いている様子です…

オリジナル勉強風呂Gu 第22回 2021.4/9

長恨歌 その22: 黄埃散漫風簫索 雲桟縈紆登剣閣 黄埃散漫(こうあいさんまん)風簫索(しょうさく)。 雲桟縈紆(うんさんえいう)剣閣に登る。 黄色い土ぼこりが一面に舞い上がり、風はサワサワと寂しげに吹く。雲の高みにまで登る架け橋がまがりくねり、剣閣山…

オリジナル勉強風呂Gu 第21回 2021.4/8

長恨歌 その21: 君王掩面救不得 回看血涙相和流 君王おもてをおおいて救い得ず、回り看れば血涙相い和して流る。 皇帝は手で顔を覆うばかりで彼女を救うこともできず、振り返り振り返りして見てはそのたびに血の涙を流した。 N君:「血の涙を流す」はただ単…

オリジナル勉強風呂Gu 第20回 2021.4/7

長恨歌 その20: 花鈿委地無人収 翠翹金雀玉掻頭 花鈿地に捨てられて人の収むる無し。 翠翹(すいぎょう)金雀(きんじゃく)玉(ぎょく)掻頭(そうとう)。 花のかんざしは地に捨てられたまま拾う者もいない。かわせみの羽や金の孔雀の形をした髪飾りも玉の笄(こう…