2023-01-28から1日間の記事一覧
古文研究法95-2 徒然草137段より:椎柴(しひしば)・白樫(しらがし)などの濡れたるやうなる葉の上にきらめきたるこそ、身にしみて、心あらむ友もがな、と都恋しう思(おぼ)ゆれ。すべて月花をばさのみ目にて見るものかは。春は家を立ち去らでも、月の夜は閨(ね…
古文研究法95-1 徒然草137段より:望月のくまなきを千里の外(ほか)まで眺めたるよりも暁近くなりて待ち出でたるが、いと心深う青みたるやうにて、深き山の杉の梢に見えたる木(こ)の間(ま)の影、うちしぐれたるむら雲がくれのほど、またなくあはれなり。 満月…