2022-11-04から1日間の記事一覧
古文研究法55-2 源氏物語若紫:「心はづかしき人住むなる所にこそあなれ。あやしうもあまりやつしけるかな。聞きもこそすれ」など宣(のたま)ふ。清げなる童(わらは)などあまた出で来て閼伽(あか)奉り花折りなどするもあらはに見ゆ。 源氏は「さぞかし素晴ら…
古文研究法55-1 源氏物語若紫:見渡し給へば高き所にて、ここかしこ僧坊どもあらはに見おろさる。「同じ小柴なれど麗(うるは)しうしわたして清げなる家(や)・廊(らう)など続けて木立(こだち)いと由(よし)あるは何人(なにびと)の住むにか」と問ひ給へば、御供…