2022-07-23から1日間の記事一覧
百人一首No.83 皇太后宮大夫俊成:世の中よ道こそなけれ思ひ入る 山の奥にも鹿ぞ鳴くなる この世にはもはや逃れる手立てなど無い。一途に思い詰めて出家遁世しようとして深い山に入ってみると、こんな所にも鹿の鳴く声が聞こえる。 N君:係り結びが上句にひ…
百人一首No.82 道因法師:思ひわびさても命はあるものを 憂きに堪(た)えぬは涙なりけり つれない人のことをあれこれと思い悩んで、それでも命は堪えてこうして生き永らえているのに、堪えきれないでこぼれ落ちるのは涙であった。 N君:「V+わぶ」は「Vを繰…