2022-02-14から1日間の記事一覧
帚木222・223・224:(源氏)「いとよかなり。なやましきに牛ながら引き入れつべからむ所を」とのたまふ。しのびしのびの御かたたがえどころは、あまたありぬべけれど、久しく程へて渡り給へるに、かたふたげて、ひきたがへ、ほかざまへとおぼさむは、いとほし…
帚木216・217・218・219・220・221:暗くなるほどに、(女房)「今宵なか神うちよりは塞がりて侍りけり」と聞こゆ。(源氏)「さかし。例は忌み給ふかたなり。二条の院にも同じすぢにて、いづくにかたたがえむ、いとなやましきに」とて、おほとのごもれり。いと…