2021-06-14から1日間の記事一覧
桐壺180:ひだりつかさの御馬、蔵人所の鷹すゑて賜はり給ふ。 これに対して帝から左大臣に、左馬寮の馬、蔵人所の鷹を褒美としてくだしおかれる。 N君:Seeing the dance, He gave him a horse of Samaryo and a hawk of Kuroudo-dokoro. S先生:After that …
桐壺179:(左大臣)「結びつる心も深きもとゆひに濃き紫の色し褪せずは」と奏して、ながはしより降りて舞踏し給ふ。 左大臣は早速歌を返奏する。「左様でございます。たしかにその思いを結び込めて致しましたうえは、元結の濃き紫の色が長く褪せずにいてくれ…
桐壺178:御さかづきのついでに、(帝)「いとけなきはつもとゆひに長き世を契る心は結び込めつや」 御こころばへありて、おどろかさせ給ふ。 帝から杯を頂戴する、そのついでに帝は歌を贈った。「幼き者が冠を着するについて、その初めて結ぶ元結(もとゆい)に…
桐壺177:白き大袿(おほうちぎ)に御衣(おんぞ)ひとくだり、例のことなり。 それは白い大袿に御衣一領と、まずきまりどうりの品々であった。 N君:--- a white Oouchigi and a set of Onzo, which were usual articles as rewards. S先生:They were conve…