kn0617aaのブログ

文系科目ダメダメな中高生・浪人生のための英作文修行

オリジナル勉強風呂Gu 第637回 2022.12/14

古文研究法67-2 古今集:かはづ鳴く井手の山吹散りにけり 花の盛りに会はましものを

カジカの鳴く井手の山吹は散ってしまったなあ、花盛りに会えるものなら会いたかったのになあ。

N君:花の盛りを見たかった、と歌っているのでしょう。「花の盛りの時期にあなたに会いたかった」と読むのは多分読み過ぎだろうと思います。京都府南端の井手町聖武天皇施政下で743墾田永年私財法を出した橘諸兄(たちばなのもろえ)の本拠地で、山吹の名所です。

The flowers of Yamabuki in Ide town, where frogs are always croaking, have already scattered.  I should have appreciated them in full bloom.

S先生:上出来です。第1文の Ide town は town を除外して Ide だけでよいと思います。be always ~ing 「いつも~している」は適切に使うことができました。第2文の should have p.p. は「実現しなかった過去のことを思い描きながら、~すればよかったなあ」を言っています。ここも適切に使うことができました。

The flowers of Yamabuki in Ide, where river frogs are croaking continuously, have all fallen.  How I wanted to see them when they were in full bloom !