kn0617aaのブログ

文系科目ダメダメな中高生・浪人生のための英作文修行

オリジナル勉強風呂Gu 第118回 2021.7/14

桐壺58:(帝からの手紙)「ほど経ば少しうち紛るることもやと、待ち過ぐす月日に添へて、いと忍びがたきはわりなきわざになむ。

「時が経てば少しは悲しみも紛れるのではないかと、紛れる日を待って過ごしてきましたが、ますます悲しみに堪え難くなってくるのは困ったものです。

N君:In the letter the Emperor wrote elegantly as follows : I expected that my grief would disappear with time passing by.  However, as time goes by, I become more miserable, which is a nuisance for me.

S先生:The letter said, "Although I hope that I could forget my sorrow as the days went by, it is still embarrassing me deep in my heart day by day.

N君:it = my sorrow でしょう。embarrass は普通は「恥をかかせる」だがここでは「さいなむ、困らせる」の意でしょう。

S先生:今日の英作談義では「a friend of mine と my friend の違い」について考えてみましょう。まず a friend of mine = one of my friends であって「相手がまだ知らない私の友人の一人」を意味しています。これに対して my friend は「すでに話題にのぼっていて相手にもそれとわかる友達」を意味しています。ゆえに作文する時には気を配っておく必要があります。