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文系科目ダメダメな中高生・浪人生のための英作文修行

2022-10-10から1日間の記事一覧

オリジナル勉強風呂Gu 第595回 2022.11/2

古文研究法43 伊勢物語:昔、男ありけり。深草に住みける女をやうやう飽きがたにや思ひけむ、かかる歌を詠みけり。「年を経て住みこし里を出でていなば いとど深草野とやなりなむ」。女、返し、「野とならば鶉(うづら)となりて鳴きをらむ 狩りにだにやは君は…

オリジナル勉強風呂Gu 第594回 2022.11/1

古文研究法42 大鏡:この殿ぞ藤氏(とうし、藤原氏を指す)の初めての太政大臣摂政し給ふ。めでたき御ありさまなり。和歌もあそばしけるにこそ。古今にもあまたはべるめるは。「前(さき)のおほいまうちきみ」とはこの御事なり。多かる中にもいかに御心ゆき、め…

オリジナル勉強風呂Gu 第593回 2022.10/31

古文研究法41 徒然草:さしたる事なくて人のがり行くは良からぬことなり。用ありて行きたりともその事果てなばとく帰るべし。久しく居たる、いと難(むつか)し。人と対(むか)ひたれば言葉多く身もくたびれ心も静かならず万(よろづ)の事障(さは)りて時を移す、…

オリジナル勉強風呂Gu 第592回 2022.10/30

古文研究法40 増鏡:東(あずま)にもいみじうあわて騒ぐ。さるべくて身の失(う)すべき時にこそあんなれ、と思ふものから、討手(うって)の攻め来たりなむ時に、はかなきさまにて屍(しかばね)をさらさじ、公(おほやけ)と聞こゆとも自らし給ふことならねば、かつ…

オリジナル勉強風呂Gu 第591回 2022.10/29

古文研究法39 源氏物語野分(のわき):人々まゐりて「いといかめしう吹きぬべき風にはべり。艮(うしとら)の方より吹きはべればこの御前はのどけきなり。馬々のおとど、南の釣殿などは、危ふげになむ」とて、とかくこと行なひののしる。 人々が源氏のところへ…

オリジナル勉強風呂Gu 第590回 2022.10/28

古文研究法38 方丈記:都のてぶりたちまちに改まりて、ただ鄙(ひな)びたる武士(もののふ)に異ならず。世の乱るる瑞相(ずいしょう)とか聞けるもしるく、日を経(へ)つつ世の中浮き立ちて人の心も治まらず民の憂(うれ)へ遂に虚(むな)しからざりければ、同じき年…