2022-07-28から1日間の記事一覧
百人一首No.87 寂連法師:村雨の露もまだ干ぬ真木の葉に 霧立ちのぼる秋の夕暮れ 降り過ぎていったにわか雨の露がまだ乾いていない真木の葉に、周りから白く霧が立ち登ってくる秋の夕暮れだなあ。 N君:寂連法師作「淋しさはその色としもなかりけり 真木立つ…
百人一首No.86 西行法師:嘆けとて月やはものを思はする かこち顔なるわが涙かな 嘆けと言って月が私にもの思いをさせるのであろうか、いやそうではない。それなのに私の涙は恨めしそうな顔をして、月のせいだと言っている。 N君:難しい歌です。「かこつ」…