2022-05-16から1日間の記事一覧
百人一首No.49. 大中臣能宣(おおなかとみのよしのぶ):御垣守(みかきもり)衛士(えじ)の焚く火の夜は燃え 昼は消えつつものをこそ思へ 衛士(宮中の門を警護する兵士)の焚く火が夜燃えて昼消えるように、私の恋心も夜に燃え昼に消え入るように沈んで、こういう…
百人一首No.48. 源重之:風をいたみ岩打つ波のおのれのみ くだけてものを思ふころかな 風が激しいので岩に打ち当たる波がひとりだけで砕け散るように、(彼女は平気なのに)私だけが心も砕けるばかりに物事を思い悩む今日この頃であるなあ。 N君:「名詞+を+…
百人一首No.47. 恵慶法師(えぎょうほうし):八重葎(やえむぐら)茂れる宿のさびしきに 人こそ見えね秋は来にけり 幾重にも蔓草が生い茂っている家の寂しい所に訪ねて来る人はいないが、秋はやってきていたのだった。 N君:係り結びがそこでおわらずに文が続い…