2022-04-28から1日間の記事一覧
百人一首No.23. 大江千里(おおえのちさと):月見れば千々(ちぢ)にものこそ悲しけれ 我が身ひとつの秋にはあらねど 月を見るとあれこれ際限なく物事が悲しく思われるなあ。私一人の秋ではないけれど。 N君:本歌作者大江千里はNo.16行平・No.17業平の甥にあた…
百人一首No.22. 文屋康秀(ふんやのやすひで):吹くからに秋の草木のしをるれば むべ山風を嵐といふらむ 秋の山を吹き降りる風、その風が吹くやいなや草も木も枯れてしまう。ああなるほど、だから山の風を嵐というんだなあ。 N君:「からに」は複合の接続助詞…