2022-04-15から1日間の記事一覧
百人一首No.20. 元良親王(もとよししんのう):わびぬれば今はた同じ難波なる みおつくしても逢はむとぞ思ふ どうすれば良いのか、行き詰まってしまったのだから今となってはもう同じことだ。難波潟にある澪標(みおつくし)ではないが、身を尽くしても彼女に逢…
百人一首No.19. 伊勢:難波潟短かき芦(あし)のふしの間も 逢はでこの世を過ぐしてよとや 難波潟の芦のその短い節と節の間のような、ほんの僅かの間も逢わないまま、私にこの世を終えてしまえと、あなたは言うのでしょうか。 N君:節と節との間隔という距離の…
百人一首No.18. 藤原敏行朝臣:住の江の岸による波よるさへや 夢の通ひ路人目よくらむ 住の江の岸に寄る波の「よる」ではないが、夜でも夢の通い路を通ってあの人に逢えないのは、あの人が夢の中でも人目を避けているからだろう。 N君:この歌は色々な意味で…