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文系科目ダメダメな中高生・浪人生のための英作文修行

2021-08-27から1日間の記事一覧

オリジナル勉強風呂Gu 第311回 2022.1/23

帚木75・76:(左馬頭の言葉続き)心深しや、など、ほめたてられて、あはれすすみぬれば、やがて尼になりぬかし。思ひ立つほどは、いと心すめるやうにて、世にかへり見すべくも思へらず。 そういう女は、家出したことについては、よくもここまでご決心なさった…

オリジナル勉強風呂Gu 第310回 2022.1/22

帚木72・73・74:(左馬頭の言葉続き)わらはに侍りし時、女房などの物語り読みしを聞きて、いと哀れに悲しく心深きかなと、涙をさへなむ落とし侍りし。今思ふには、いと軽々しく、ことさらびたる事なり。心ざし深からむ男をおきて、見る目の前に辛き事ありと…

オリジナル勉強風呂Gu 第309回 2022.1/21

帚木70・71:(左馬頭の言葉続き)うしろやすくのどけき所だに強くは、うはべのなさけは、おのづからもてつけつべきわざをや。艶に物恥じして、うらみ言ふべきことをも見知らぬさまにしのびて、うへはつれなくみさをづくり、心ひとつに思ひあまる時は、言はむ…

オリジナル勉強風呂Gu 第308回 2022.1/20

帚木66・67・68・69:(左馬頭)「今はただ品にもよらじ。かたちをばさらにも言はじ。いとくちをしく、ねぢけがましきおぼえだになくは、ただひとへにものまめやかに、静かなる心のおもむきならむよるべをぞ、つひの頼み所には思ひおくべかりける。あまりのゆ…

オリジナル勉強風呂Gu 第307回 2022.1/19

帚木65:(左馬頭の言葉続き)常は少しそばそばしく心づきなき人の、をりふしにつけて出でばえするやうもありかし」など、くまなきもの言ひも、いたくうち嘆く。 だから、普段は多少不愛想でとっつきが悪いような感じの女のほうが、いざ事がある時には、ぐっと…